◆PICkit3のPower(電源)設定
新規プロジェクトを生成した時に、忘れがちなPICkit3設定を画面キャプチャと共にメモしておく。この設定は、自作プログラムをフラッシュメモリにダウンロードする(英語:プログラムする)場合に失敗する要因の1つ。
- プロジェクトを右クリックして、[properties]を選択する。
- option categorise: をプルダウンして、[Power]画面を開く。
- 評価基板への電源をPICkit3から供給するためにPower target circuit from PICkit3に チェック付ける。評価基板に電源回路がある場合はチェックしない。
- 評価基板の動作電圧を設定する。デフォルト5V。3.3vが無いので、3.25vに設定する。
◆Code Configurator v3.95
使いづらい点(設定しても反映されない等)をメモしておく。
- 何度もCode Configuratorで設定を試行していると、ビルドされない場合があるので、[Generate]後、[Clean&Build]でリビルドした方が良い。ビルド時間が掛かるがコンフィグした内容が反映されてないと、困り果てて更に時間が掛かる。
- 割込みを使う設定を行ってもソースコードがコメントのままである。main()関数からコールしている以下の2行を有効にすること。
// Enable the Global Interrupts
INTERRUPT_GlobalInterruptEnable();
// Enable the Peripheral Interrupts
INTERRUPT_PeripheralInterruptEnable();
※ペリフェラル割込み許可(PIE Enable)は、使用するペリフェラルによっては不要なので、データシートのInterrupt章の割込み回路図で要確認すること。
◆コンフィグ(PIC16F18325)
デバッグやダウンロード動作が確認できたコンフィグ設定をメモしておく。
システムクロックは 4MHzとしたが、コンフィグ設定だけではクロックは確定しない。
// CONFIG1
#pragma config FEXTOSC = OFF
#pragma config RSTOSC = HFINT1
#pragma config CLKOUTEN = OFF
#pragma config CSWEN = OFF
#pragma config FCMEN = OFF
// CONFIG2
#pragma config MCLRE = ON //ConfiguratorでONに設定後、任意エディタでdevice_config.cをOFFに編集してもデバッグ可能。
#pragma config PWRTE = OFF
#pragma config WDTE = OFF
#pragma config LPBOREN = OFF
#pragma config BOREN = OFF
#pragma config BORV = LOW
#pragma config PPS1WAY = OFF
#pragma config STVREN = ON
#pragma config DEBUG = OFF
// CONFIG3
#pragma config WRT = OFF
#pragma config LVP = OFF
// CONFIG4
#pragma config CP = OFF
#pragma config CPD = OFF
コンフィグを適用した基板(PIC16F18325)回路図は下図です。端子マーク1~5pinは、PICkit3のpin番号に接続する。