PIC12F1822評価基板

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今回は、PIC12F1822に温度センサー LM61CIZとシリアルコントローラ ADM3202ANを実装してみます。

まずは回路図を描いてみました。上段はPIC12F1822とLM61周り。下段はADM3202AN周り。

PIC12F1822 ADM3202AN

温度センサー LM61は、0℃=600mV、10mV/℃(typical minとmaxの中間値)、誤差±2~3℃であり、10bit A/Dなので、LM61のVoutにオペアンプを付けても意味がない事が分かるだろう(LM61固体差を正確に割り出してオペアンプを付ければ温度の小数点以下の値が正しく読めるかもしれないが、10bit A/Dだから小数点以下の端数が正しく計算できない[丸められる])。

当PICのA/Dコントローラは、10bitなので1024階調(0~3FF)、A/Dは一般的にVCCを上限とするのでこの回路では3300mVまで計測できる。レジスタの1カウント(1諧調)=3300/1024で、0℃のReg値=600*1024/3300=186、25℃では、(25*10+600)*1024/3300=263が理論上、レジスタからリードできるばずである。

シリアルコントローラ ADM3202ANは、電圧レベル差を吸収してくれるのでRxTx信号線をPICに直接接続できるので楽である。

 

PIC12F1822は、[MPLAB Code Configurator]がソースコードを生成してくれるので、MPLAB X IDEの新規プロジェクトは、[samples]を使わず、[Standalone Project]で作成しました。

(上の文が意味不明な方は、「MPLAB X IDEの使い方」を参照してくださいね。)

新規プロジェクト生成後、[Tools → Embedded → MPLAB Code Configurator]を起動してIDE左下のウィンドウでSystem、ADC、EUSART(、Interrupt Manager)をそれぞれ設定しならがMPLAB Code Configuratorウィンドウの[Generate Code]ボタンを押下してソースコードを生成していきます。

MPLABCodeConfigurator

まだ、骨組みだけなので足りない部分の実装は次回載せます。

 

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